● 11月15日野菜収穫祭 |
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山門から本堂まで
バケツリレーならぬ野菜リレー
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市場のようにうずたかく
野菜が積まれました。 |
日本晴れ・・・とはいきませんでしたが、曇り空のもと、今年最後のいきいき教室を行いました。
今回は前回同様、秋野菜の収穫です。
毎回、始める前にご本尊さまに般若心経をお唱えするのですが、一年間の成果なのか、子供たちやお檀家の皆さんは手際よくお経本を配り一生懸命にお唱えをしてくれました。まっすぐな眼差しでお唱えをする子供たちの姿は大人の私も教えられるところがありました。
実りの秋とはよく言ったもので、畑の野菜たちはすくすくと成長していました。
畑ではみんな一生懸命に野菜の収穫をしました。大きく成長したブロッコリーやキャベツ、大根、サツマイモなど、大豊作です。
収穫後はご本尊さまにお野菜をお供えし、お経をお唱えました。
その後、子供たちは率先して薪を拾ってきて焼き芋をしたり、野菜を洗って収穫野菜たっぷりのけんちん汁を作ってと大活躍でした。あっという間の時間でしたが参加者全員楽しいひと時を過ごすことができました。
来年はどんな命との出会いがあるのか楽しみです。
●参加者みなさんの感想
・みなさんと一緒に楽しく作業ができました。子供たちもなかなかできない素敵な一日を過ごすことができて感謝します。
・思いがけずキャベツ・ブロッコリーなどの野菜がたくさん取れたのにはびっくりです。
・予想以上の出来で驚きました。
・子供たちが仲良くなれてよかったです。
・焼き芋・取れたての野菜がとてもおいしかったです。
・自分たちで収穫したものを自分たちで調理して食べる過程が興味深かったです。
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● 11月3日野菜を収穫しました! |
秋の気配も深まりを見せる11月3日、野菜の収穫をしました。
畑には、見事なまでに秋の野菜たちが大きく葉を伸ばし実をみのらせていました。「おっきいのがほりた〜い!」と、まるで宝物を探すように子どもたちは一生懸命に土を掘り起こし、太く大きくなったサツマイモを収穫しました。中には、冬眠中のかえるも一緒に起こしてしまい「きゃあきゃあ」喜んだり驚いたりと、子どもたちはおおはしゃぎです。
また、子どもの頭の1.5倍はあろうかというキャベツ、ズシリと重いブロッコリーもたくさん収穫しました。キャベツに包丁を入れた瞬間、まるで葉と葉の間に水を入れていたかのように水分が滴りおちました。ここまで一日一日成長してきたキャベツという生き物のいのちをいただくのだなぁということをあらためて感じました。
収穫後は萬松寺でこの日のメインイベントである焼き芋をしました。子供たちは普段、焚き火などしたことがないせいか、目を輝かせて火を熾し、洗ったサツマイモを炭火の中に放り込みながら「顔があつい〜!」とはしゃいでいました。そしてサツマイモが焼けるまでの間、萬松寺のご本尊様に収穫した野菜をお供えし、みんなでお経をお唱えして収穫を報告しました。
焼き芋が出来上がると口いっぱいにほおばり、大人も子供も夢中になって食べました。大空のもとで食べる焼き芋は格別です。最後は頂いた葱の丸焼きや焼き栗なども食べました。
近年、食物の偽装事件が次から次へと発覚し、更には薬品の混入と安全な食物を手に入れることが大変な時代になってきました。偽装食品で子供たちのこの笑顔はえられるのでしょうか?野菜の収穫、焼き芋、それだけで深く考えさせてくれた畑に感謝いたします。 (文責・萬松寺住職)
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● 8月24日夏野菜を収穫しました! |
久しぶりのご報告になってしまいましたが、その間にもいきいき教室メンバーによる活動は、夏の暑さにも雨にも負けず行われておりました。時には自分の膝まで伸びた逞しい雑草にもこどもたちは果敢にいどんでいきました。
みんなのその頑張りによって春に植えたお野菜たちも見事に成長し、8月24日にその収穫を行いました。
ぎっしりと甘い実の詰まったとうもろこし、見事に長く成長したゴーヤ、真っ赤で甘いプチトマト、丸々としたスイカなど大豊作です。
この日はちょうどお地蔵様のご縁日法要が執り行われる日でしたので、お地蔵様に収穫したお野菜をお供えし、みんなで般若心経をお唱えしました。
その後、みんなでふかしたての甘いとうもろこしをおいしく頂きました。
畑で作物を育てながらこんなことを思い起こしていました。
曹洞宗の宗祖である道元禅師様は中国の天童山で修行されていました。ある夏の昼下がりに廊下を歩いていると、汗だくになって海草のようなものを干しているお年をめした典座和尚(食事を作る僧侶)に会いました。その大変そうな姿を見て禅師様は「そのようなことはもっと若い僧や下役の者にさせたらどうですか?」というと、典座和尚は「他は是れ吾に非ず」といいました。禅師様は「確かにそうだが、こんなに暑くては体がまいってしまいます。木陰で少し休まれては?」というと、典座は「更に何時か待たん」とおっしゃいました。
つまり、海草を干すことは大切な修行であるし、「今」の暑い日差しは「今」しかない。自分に与えられた大切な役目を「今」しないでいつやるのか?と典座和尚はしめされたのです。
このことから禅師様は「生活全てが尊い修行であり、そのためにも限りある時間を惜しまなければいけない。」と強くお感じになられたのでした。
普段何気なく過ごしている「今」という時間。私たちはどれだけ大切にすごしているでしょうか?野菜の種をまくこと、雑草を抜くこと、収穫すること、全てが「今」しかできない自分に与えられた大切なことばかりでした。(文責・萬松寺住職)
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● 6月1日(晴れ)第1回いきいき教室開催! |
前日の雨とはうって変わって梅雨時とは思えない晴天に恵まれたこの日、今年度第1回いきいき教室が始まりました。
午前9時、萬松寺本堂にてご本尊様とお地蔵様に一年間の無事と豊作を祈願した後、畑へと向かいました。
子供たちは率先して畑でサツマイモやピーマン、茄子などの苗やトウモロコシの種などをお檀家の農家の方に教わりながら植えました。畑作業の終わりには3月に植えた大根を収穫ました。大根を土から抜く作業はみんなとても楽しかったようです。終了後、お寺に戻り本堂にてご本尊様に礼拝し、みんなでお昼を頂きました。
苗を植えるということは一人一人が野菜の親になるといえます。親は慈愛をもって子供を育て、そして子供から沢山のことを学びます。今回参加した子供たちが慈愛をもって野菜を育てていって多くのことを野菜から学んでいってもらえればと思います。
☆ 参加したお友達が今日の想いを絵にしてくれました。
こころちゃん(3歳) |
しょうた君(4歳) |
さらちゃん(5歳) |
はなちゃん(7歳) |
ゆうと君(8歳) |
ゆみちゃん(9歳) |
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● 5月18日(晴れ) 間引き作業をしました。 |
今日は3月に植えた大根とじゃがいもの間引き作業です。
畑では風が心地よく大根やじゃがいももすくすく成長していました。
間引き作業は作物が十分育つように必要な作業ですが、地道にする作業は農家の方の苦労を垣間見ることができました。
お寺には典座という役職があります。これは毎日の食事を作る僧侶のことです。
道元禅師は「典座教訓」という書物の中で、「典座は食物(材料)の良・不良を問わないで食物を自分の眼の如く大切に扱いなさい」とお示しになっています。
間引きした野菜、収穫する野菜どちらも大切な食物です。
食べ物の向こう側にある作り手の苦労、自然の有り難さを考えていただかなくてはならないと実感する一日でした。
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● 3月26日 ジャガイモを植えました。 |
タンポポやつくしも顔をのぞかせ始めた3月26日、ジャガイモの種芋と大根の種を植えました。
種芋に灰をつけ、手作りの肥料を与えました。前日の雨のおかげで土も適度に湿っていて植えるにはちょうど良かったようです。大根の種はとても小さく、あんなに大きい野菜になるのか心配ですが、収穫が今から楽しみです。
今年も5月31日から「萬松寺いきいき教室」を開講しますので、参加をご希望の方は上記の「参加申し込み方法」をご覧ください。尚、当日はサツマイモの苗や夏野菜の苗・種をまく予定です。 |
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